研修会・特別講演

平成3年度
シンポジウム及び農業フォーラム
T 第1回シンポジウム
 農畜産物の自由化が緊迫した情勢を迎える中で、消費者と生産者が一堂に会し、農業問題を考えることが重要であるとの認識のもとに、次の要領で、本研究所として初めてのシンポジウムを開催した。このシンポジウムに深い関心を抱く、消費者、生産者250名が参加し、熱心な論議が行われ、農業問題を国民的課題とする目的に向けて一定の役割を果たすことができた。
<開催要領>
1. テーマ 「食糧の消費と生産を考えるシンポジウム」
2. 目 的
 最近の消費者の食糧に対する消費行動は、安価か・ブランド志向が、家庭料理か、食糧の安全・安心問題等さまざまな形態が見られる。このような消費行動に対して、食糧を生産する側では、その生産対応に多くの悩みを抱えている。
 また消費者と生産者の間にあって食糧の加工、流通の在り方が消費者、生産者に大きな影響を与えていることも事実である。
 一方、ガット・ウルグアイ・ラウンドでは、農畜産物の自由化が迫られているが、今こそ消費者と生産者が一堂に会し、日本の食糧問題を考えることは、極めて意義深いものであるとの認識のもとにこのシンポジウムを開催するものである。
3. 開催日時 平成4年2月13日(休)
4. 開催場所 札幌市・共済ビル
5. 「国民生活の中で農業とは」
埼玉大学教授 暉峻 淑子 氏
6. 課題報告
「生協における食の安全と農産物に係るとりくみ」
コープさっぽろ商品検室長 佐々木 珠美 氏
「安全な食糧生産を通じ、消費者との共生を指す農村づくり」
 北竜町農協参事 四辻 進 氏
「食糧流通の課題」
 北海道女子短大助教授 澤田 一義 氏
7. パネルディスカッション
座 長 北海道協同組合通信社長 岩船 修 氏
8. 主催及び後援
主 催 北海道地域農業研究所
後 援 北海道
北海道生協連
コープさっぽろ
北海道農協中央会
ホクレン農協連
U 農業フォーラムヘの後援
(社)日本中小企業技術振興会・北海道支部では、第5回技術セミナーとして「農業フォ ーラム」を開催した。この企画は同支部の農業部門研究会により、平成4年3月12日、札幌総合卸売センター(共同会館3F)で、道農政部、当研究所が後援して開催した。
 主催・後援・協賛の機関からそれぞれ会員に呼びかけのところ市町村・農協など当究所の会員である農業分野の関係者が参加した他、多様な分野・業種の人達200人余が集まり、熱心に聴講し活発に意見交換が行われた。

テ ー マ: 日本の農業は大丈夫か、日本の食糧に不安はないか(食糧の現状を認識するために)
基調講演: 日本の農業の現状と取り組み課題
  北海道大学農学部教授 黒柳 俊雄 氏
食糧の現状と課題
  京都大学農学部助教授 嘉田 良平 氏
パネルデスカッション
 コーディネーター:
北海道大学農学部 教授 黒柳 俊雄 氏
 パネラー: 京都大学農学部 助教授 嘉田 良平 氏
五十川農場(音更町) 五十川 勝美 氏 
札幌青年会議所 米穀部会 岡本 清澄 氏
地域農業研究所 常務理事 冨田 義昭 氏
農業・食糧問題について、農業関係以外の人達に理解してもらう好機として、極めて意義 深い催しとして評価された。
なお、講演の内容等の記録については、主催者が発行している機関誌・「農研」第11号(平成4年5月10日発行)に掲載されている。