この研究室(へや)は、2019年6月以降の所長としての発信の他に、北大時代に雑誌などで発表した小論を集成した「切り抜き帳」、「仕事(研究業績目録)」および1990年以降本格化した海外での「フィールドワークの記録」という4つの小部屋からなっています。
私の研究対象は、北海道農業史、北海道の農業・農協研究、東アジア農業研究の3つからなります。そのうち、2番目の北海道の農協とその存立基盤としての農業については、北海道地域農業研究所(前史の北海道農協問題懇話会を含む)と北海道農業研究会を拠点として調査研究を進めてきました。したがって、「切り抜き帳」は研究所の調査研究をもとに発表したものを多く含んでおり、この部屋にふさわしいものだと考えています。
「フィールドワークの記録」はこれから書き下ろしていきますが、周辺諸国の農業の実態について足で稼いで書いた諸論文(「仕事」参照)の解説にもなるかと思います。当面は無理ですが、アジアの農業については札幌からの発信も重要になってくるので、その基礎資料として参照してください。
この部屋は、扉をいつも開けておりますので、たびたび訪問いただけると幸いです。
令和3年(2021年)4月
一般社団法人 北海道地域農業研究所
所長 坂下 明彦