千歳市の農業振興計画(グリーンライフ千歳)が平成12年度をもって完結することに伴い、平成13年度から22年度の10ヵ年の農業振興計画基本構想策定及び5ヵ年の実行計画策定について委託を受けた。
平成11年度に「事前調査」として、関係機関調査・抽出農家の個別聞き取り調査及び営農意向農家アンケート調査を実施し、これらの結果をもとに千歳市農業の現状分析、問題点の把握、解決すべき課題の抽出及び新たな展開方向の整理を行った。平成12年度には、農家調査、関係機関補足調査を行い、これらの結果を総合し千歳市と協議の上「千歳市新農業振興計画 基本構想・基本計画(平成13年~平成22年)」及び「実行計画(平成13年~平成17年)」を策定した。
農業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、川西農協は、農業の振興と組合員の暮らしの向上、協同活動の発展を使命に、それぞれの時代により的確に歩むべき道筋を明らかにするため、5年を一期に昭和35年度から農業振興、昭和56年度から農協経営5ヵ年計画をそれぞれ立て、それに沿って運営を進めてきた。
今般、次期農業振興5ヵ年計画(平成13年~17年)を策定するにあたり、策定作業を円滑に進めるための指導及び組合員の意向を的確に把握するためのアンケート設計・集計・分析業務を当研究所が受託した。具体的な策定作業は、農協内の参事を統括リーダーとするプロジェクトチームと取り進め体制・手順、各々の役割分担やスケジュールを明確にした上で、課題の洗い出し、組合員の意向確認のためのアンケート調査項目の設定・結果分析等協議を重ねた。それらから「21世紀川西農業のめざすべき方向」として5項目の基本目標とその実現のための11の課題、課題解決への方策を明らかにし、計画書に結実させ業務を完了した。
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JAめむろは、平成9年度を初年度として平成13年度を目標とする農業振興5ヵ年計画を推進してきた。内容は、「基本目標」として「高収益農業の確立とゆとりある農村生活の実現」を掲げ、さらに「重点課題」として1)計画性のある農業経営の確立、2)生産技術の向上とクリーンな農畜産物の供給、3)野菜の生産と産地化の推進、4)効率的で低コストな生産体制の推進、5)快適な生活環境と活力ある農村の創造等を掲げ推進している。
今般、次期の振興5ヵ年計画(平成14年~18年)を策定する時期にあたり、また地域課題に即応する農業振興計画の策定が求められる中、JAめむろは当研究所に共同研究として「主要課題」の探査と「主要課題解決のための方策」策定の指導助言及び提言を旨とする委託をした。平成12年度は基礎調査として「組合員意識調査」及び農業委員会等の関係機関に対する「次期振興計画で強化すべき農協事業」に関する項目調査を実施した。平成13年度は、それらの結果に基づいて「主要課題」の策定を行う予定である。
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