次期の振興5ヵ年計画(平成14年~18年)を策定する時期にあたり、JAめむろは「重点課題」の探査と、「重点課題解決のための具体的振興方策」策定の指導助言及び提言を旨とする業務を当研究所に共同研究として委託した。当共同研究は、平成12年度と13年度の2ヵ年事業である。
平成12年度は、まず基礎調査として「組合員意識調査」を実施した。平成13年度は、「重点課題」の探査及び「重点課題解決のための具体的振興方策」策定を実施した。また、「重点課題」の探査の一助として、5地区を選定し農家調査を行った。そして、これまでの「組合員意識調査」、「農家調査」及び策定プロジェクト会議等の検討を踏まえ、「つなげよう|緑豊かな大地を次世代に…」をスローガンとした第5次芽室町農業振興5ヵ年計画を樹立した。
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後志支庁管内の「ようてい農協」は、平成9年3月1日に黒松内農協・蘭越農協・ニセコ農協・真狩農協・留寿都農協・喜茂別農協・京極農協・倶知安農協の9ヵ町村を範囲とする8農協が合併し発足した。
ようてい農協管内は、広域であるため組合員の経営形態・経営規模が各地域ごとに特色があり、作付されている作物も多岐にわたっている。農業振興の柱となる第1次農業振興計画は、平成10~14年度までの5ヵ年計画であり、作物生産に対する地域特性を生かしながら、高品質な生産物を集約し、長期安定出荷のできる産地づくりを優先とした合併経営計画書の「地域農業振興方策」を基本としている。
今般、次期農業振興5ヵ年計画(平成15~19年)を策定するにあたり、アンケート調査により組合員の現状と意向の確認を行うこととなり、当研究所が農協の振興計画策定プロジェクトチームの取り進めに対する助言とアンケート調査票の設計、アンケートデータ入力・集計・分析業務を受託した。
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