会員サービスの強化を図るため、情報提供の一環として稲作・畑作・酪農の各部門を網羅した「農業総合研修会」を2月に札幌市において開催した(第17回)。
1)目 的
北海道の農業・農村を巡る環境は、世界貿易機関(WTO)の新交渉の開始、「米政策大綱」の発表等により一層厳しさを増している中、農地の面でも不作付地や耕作放棄地の拡大が懸念されており、衆知を集めその対応策を講ずることが急務となっている。
これらの状況を踏まえ、農地問題に対する基本的対応方向に関する研修会を開催した。
2)内 容
1. 開催日時 | 平成15年2月13日 |
2. 開催場所 | 札幌全日空ホテル 札幌市中央区北3条西1丁目 |
3.基調講演 | |
1) テーマ | 「農地市場の展開と公的関与の必要性」 |
2) 講 師 | 早稲田大学 政治経済学部 教授 堀口 健治 氏 |
4. パネルディスカッション | |
「農地が拓く、ムラの将来」 | |
パネリスト | 北海道東海大学 教授 谷本 一志 氏 |
蘭越町農業委員会 事務局長 山田 誠 氏 | |
栗山町農業振興事務所 所長 木村 秀雄 氏 | |
北海道農業会議 部長 橋本 正雄 氏 | |
豊頃町農業協同組合 参事 脇坂 義男 氏 | |
助 言 者 | 早稲田大学政治経済学部 教授 堀口 健治 氏 |
コーディネータ | 当研究所 所長 七戸 長生 |
5. 参 加 者 | 144 名 |
1)テ ー マ 『地域選択型農政』と地域農業振興方策
講師:酪農学園大学教授 仙北 富志和 氏
2)開催の目的
それぞれの地域の持っている特性や個人個人の農業経営の将来方向を明確に洗い出した上で、共通課題を確認できる「かたまり」としての集落や地域を単位として、現行の国の施策も組み合わせながら、地域が主体となって独自の施策を展開していく「地域選択型農政」を提唱する。
3)開催日時・場所 | 平成14年6月27日 札幌市 共済ビル 7階「末広の間」 |
4)参 加 者 | 約 140 名 |