1)目 的
現今の原油価格を始めとする資源価格の高騰は、世界各国の経済活動の拡大・成長が、いよいよ地球環境問題と資源の制約という壁に突き当たりつつあることを示す構造的な変化と言える。原油と食料という2大資源を過度な輸入に依存している我が国としては、この地殻変動ともいうべき影響を極めて深刻な形で受けつつある。とりわけ長期にわたる景気停滞局面を脱しないうちに、この「資源インフレ」とも言うべき状況に直面せざるを得ない本道にとって、生産経済や暮らしの展望をどう描けるのかは最も重要な課題だと考えられる。
そこで、平成19年度農業総合研修会では、日本の金融政策の第一線の現場指揮官であり、本道有数のエコノミストの一人である日本銀行札幌支店の上野正彦氏をお招きし、北海道経済の特質と動向予測および農業をはじめとする本道一次産業のあるべき姿に関する率直な提言等を戴くために、下記のとおり「現下の経済環境から見たあるべき北海道農業の姿」をテーマとして開催した。
2)内 容
1.開催日時 | 平成20年2月12日(火) 14時~16時30分 |
2.開催場所 | 共済サロン 「芙蓉の間」 札幌市中央区北4条西1丁目 共済ビル8階 |
3.基調講演 | |
講演テーマ | 「現下の経済環境から見たあるべき北海道農業の姿」 |
講師 | 日本銀行札幌支店 支店長 上野 正彦 氏 |
4.参加者 | 165名 |
1)テ ー マ
「北海道農業への消費者からの期待」
-コープさっぽろの組合員活動を通して-
2)開催の目的
「コープさっぽろ」では、北海道の食文化を守り、安全・安心でかつ良食味の食品を道民に提供するために、農業者、農業団体と連携を強めながら、産直事業、組合員活動による産消交流会開催など、活発な活動を展開している。また、道産米の取扱い体制整備など、農協系統との連携強化も実現させた。本道農業者にエールを送る「コープさっぽろ農業賞」は平成19年には4回目を数えるに至っている。
第17回通常総会の開催にあたっては、組合員活動委員会委員長として生協運動の先陣に立って活躍しておられる大滝悦子理事をお迎えし、幅広い実践活動の体験の中から得られた、消費者の視点から見た農業生産サイドに対する率直な提言と励ましのコメントを戴きたく特別講演をお願いした。
3)開催日時 | 平成19年5月24日(木) 14時30分~16時 |
4)開催場所 | 共済サロン「末広の間」 札幌市中央区北4条西1丁目 共済ビル8階 |
5)講演者 | 生活協同組合コープさっぽろ 理事 大滝 悦子 氏 |
6)参加者 | 212名 |