新篠津村の農業概況は、耕作総面積4,710haのうち4,705haが水田であり、農家戸数347戸で戸あたり13.6haと道内屈指の稲作地帯である。転作により水稲作付面積は2,550ha(転作率45.8%)となっている。また、農業従事者は約半数が2人であり、時期によっては労働力不足となっている。55歳以上の経営者は35%であるが、後継者確保に不安のない経営は1/4弱にとどまり、担い手育成も課題となっている。
こうした中で、「米政策改革大綱」が提示され、地域水田農業は新たな方向への転換・構造改革を迫られることとなった。JA新しのつは前計画の終了年にあたり、第5次農業振興計画の検討・策定を行うこととなり、当研究所はその指導業務を受託した。
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