これまで本研究会では、農地問題の取りまとめにあたって、現地調査を実施した上で、北海道全体としての農地問題について、一定の方向を明らかにした。
農地問題の取り組みにあたっては、まず、研究者及び関係機関団体の農地担当者を構成員とする「ワーキンググループ」を組織し、この中で調査地の選定、定例研究会のテーマ設定などを行い、研究会の円滑な運営を図った上で、報告書を完成させることとした。報告書の取りまとめは、坂下氏(北大農学部)、谷本氏(道東海大)、柳村氏(酪農学園大)、吉川氏(北農試)を中心に行った。
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本研究会は、今後さらなる進展が予想される北海道の農村地域の高齢化に対する地域構造について調査・研究を行い、「農村の高齢化における活性化方策」を提言することを目的にしている。
一昨年より栗山町を調査対象地域として選定して調査研究を重ね、中間報告書として8月にまとめ、その内容を第3回研究会にて報告した。今年度はこの中間報告書を基に、栗山町の高齢農家・リタイア農家の訪問調査及び機関調査を実施した。それらの結果については、本年5月に最終報告書をまとめる予定である。また、次年度も研究課題を新たに設定し、継続して取り進める予定である。